Webサイトリニューアルの王道プロセス!

赤嶺 佳子 2017.10.25

「サイトをどうにかしろ」「デジタルを活用したマーケティングをはじめよう!」
「とにかくリニューアルだ~!」
と任されたはいいけど、何から手をつけたらいいのか?
そもそもWebのことがあんまりわからない・・・

そんな方にとって少しでも参考になるように、Webサイトのディレクション担当から、リニューアル時に気をつけるポイントをいくつかご紹介します。

題して、「Webサイトリニューアルの王道プロセス!」

  1. そもそもリニューアルを何のために行うのか?(Webサイトの目的の決定)
  2. ビジネスゴールと今のWebサイトでできていない点とは何か?(現状分析)
  3. Webサイトの課題抽出と要件まとめ
  4. スマートフォン対応は必須事項!
  5. リニューアル後の運用を見据えたWebサイト設計とは?

【1】そもそもリニューアルを何のために行うのか?(Webサイトの目的の決定)

お客様から「とりあえずリニューアルを!」とリニューアル前提でご相談いただくことが多くあります。
リニューアルすれば、Webサイトが綺麗に整って、アクセスが増えて、お問い合わせもいっぱい!と想像されているかもしれません。ですが、そんなことはまずありません。簡単ではないのです。

まずは「とりあえずリニューアルを!」と話が上がったら、一息立ち止まって「リニューアルによって何を達成するのか?」「なんのためにサイトのリニューアルの話が出てきたのか?」と、Webサイトの目的を確認することからはじめましょう。

場合によっては、現状のものに手を加え、改善を繰り返す方が良いケースもありますのでその見極めが必要です。

例)Webサイトタイプ別の目的

Webサイトのタイプ 目的
コーポレートサイト・ブランドサイト 自社や商品の認知や好感度を高める
リードジェネレーションサイト お問い合わせや資料請求などからリード(見込み客)を獲得する
ECサイト 商品を販売して売上を上げる
メディアサイト ニュースや記事を拡散する

(副次的にはECサイトを支援したり、広告収入を得たり、会員数を増やしたり、という目的もあります。)

<POINT!!>「デザインを綺麗にするため」だけでは成果がぼんやり・・・。目的を理解してリニューアルの意味を見出す!!

【2】 ビジネスゴールと今のWebサイトでできていない点とは何か?(現状分析)

目的が定まりリニューアルすることが決まったら、今度は目標を定めましょう。
目的を達成した後のWebサイトと、現状のWebサイトにはどこにどんなギャップがあるのかを調べます。そう「現状分析」です。

ギャップが見えれば、それを解消することが目標になります。

「現状分析」のやり方には、GA(Googleアナリティクス)など「アクセス解析ツール」が必須です。「アクセス解析ツール」がなくても表面上の分析はできますが、データでしっかり比較することが大切です。比較することで評価を行いやすくなります。
もし「アクセス解析ツール」の設定をしていない場合は、まずはGAを設定してみましょう。2~3ヶ月程度データをためれば十分です。

また、制作会社にリニューアルの相談をする際も、データがあるかないかで提案の幅が大きく変わります。次の目標を設定するために現状のデータを指標にすることもできますね。

例)Webサイトタイプ別の目的を踏まえた評価指標

Webサイトのタイプ 目的 評価指標
コーポレートサイト・ブランドサイト 自社や商品の認知や好感度を高める ユニークユーザー数、ページの熟読率
リードジェネレーションサイト お問い合わせや資料請求などからリード(見込み客)を獲得する リード数、リード獲得における単価
ECサイト 商品を販売して売上を上げる 売上金額、CPO
メディアサイト ニュースや記事を拡散する ページビュー数、ユーザーやセッションあたりのページビュー数

このような目標軸に対して、それぞれ具体的な数値に落とし込み目標を設定しましょう。

<POINT!!> 慌てずにまずは現状を知るところから!アクセス解析ツールが設定されていない場合まずは設定しましょう。

【3】 Webサイトの課題抽出と要件まとめ

さて、Webサイトの現状分析の結果から見えてきた課題はどんなところですか?

目的と逆行していることがあれば、それが課題ですよね。課題が発生している原因を分析し、改善策を考える必要があります。

例えば、

  • コンテンツが増えすぎてなんだかごちゃごちゃ。
    →コンテンツの整理、情報設計の見直し、ユーザビリティーの向上
  • お問い合わせや資料請求が増えない。コンバージョンが頭打ち。
    →フォームの見直し
  • カートに入れているのに購入まで至っていない。
    →導線の見直し
  • 記事が1ページ目までしか読まれてない。回遊率が低い。
    →コンテンツの充実

課題に対しての原因は決して一つとは限りません。原因が複数あれば改善策も複数あるはずです。その複数の中でも、どの改善策が一番が効率がいいか仮説を立ててみましょう。

仮説を立てるには、どんなユーザーが対象になるかを知る顧客分析やペルソナ設計、どんなコンテンツを用意すべきか検討材料になる競合他社のWebサイトとの比較と評価が、とても役に立ちます。

【4】 スマートフォン対応は必須事項!

今やスマートフォンは広く一般的に普及していますね。スマートフォン対応していないWebサイトはもう時代に合っていないという見方もされます。

スマートフォンの利用率は、前年の68.7%から71.3%に増加。

▼出典元
総務省 「平成28年情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」の公表
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01iicp01_02000064.html

「レスポンシブサイト」という言葉を聞いたことがあるかと思いますが、これはPC向けのWebサイトをスマートフォンでも見やすく調整することです。しかし、今は「モバイルファースト」が主流です。まずはスマートフォンなどのモバイルデバイスでのユーザビリティーを優先して設計し、ストレスなく利用できるよう構築することが大切になっています。(とはいえ、PC向けのWebサイトをないがしろにするわけではありません。)

また、Googleが「モバイルファーストインデックス」を正式発表しました。これはGoogle検索エンジンが、モバイルで検索した場合は、PC向けのWebサイトよりモバイル向けのWebサイトをランキングの上位に表示するというものです。

モバイル ファースト インデックスに向けて

▼参考記事
Google モバイル ファースト インデックスに向けて
https://webmaster-ja.googleblog.com/2016/11/mobile-first-indexing.html

こういった外部情報や、現状のWebサイトのアクセス解析ツールのデータを見ても、スマートフォン対応を重視する傾向を感じることができると思います。もし、今はまだPCからのアクセスが多かったとしてもリニューアルをするのであれば、先々を考えてスマートフォン対応は必ずしておくべきです。(きっと、いつかモバイルからのアクセス数の方が増えるでしょう。)

<POINT!!> モバイルファーストの時代!Webサイトはスマートフォンで閲覧されることを前提に構築設計を!

【5】 リニューアル後の運用を見据えたWebサイト設計とは?

最後に、リニューアル後を想像してみましょう。
無事にWebサイトが公開されて、きっとこれで効果が期待できるはず!ふぅっと一息入れたいところですが、Webサイトは公開後がスタートです。日々の情報メンテナンスが重要となります。

最初に定めた目的と目標がきちんと達成できているか、PDCAサイクルで言う「Check(評価)」と「Act(改善)」へ繋げる必要があります。さらにその後「Plan(計画)」「Do(実行)」と常にPDCAサイクルを繰り返すことで継続的な改善をしていきましょう。
運用がみえていると、リニューアルの計画時点で、いつ、だれが、どのような更新作業をするのか、どうやって評価をし改善するのか、ということを視野に入れてWebサイトの設計ができます。

例えば、

  • 記事コンテンツなど、毎週更新する
    →CMSの導入を検討
  • WebサイトのKGI、KPIを定めて計測する
    →イベントトラッキングの設定

<POINT!!> Webサイトは生き物!作って終わりではダメ!日々の情報メンテナンスがとっても大切。

以上、基本的なリニューアルに際した流れやポイントをご説明しました。
デジタルマーケティングの領域では、デザインや技術が1年と経たず古くなることがよくあります。ですが、ターゲットの設定や目的、ゴールを明確に改修・改善を継続しているWebサイトは新しい状態を保ち続けることができます。現状のWebサイトと目指すべきゴールとのギャップの内容によってアプローチする方法はさまざまです。プロジェクトに関わるメンバーや予算などの条件からもっともゴールに早くたどり着けるものを選択しましょう。

私たちはマーケティング企業ならではの強みを最大限に活かし、成果を出すWebサイトを追求しています。
リニューアルをはじめとするWebサイトなどの制作について、ぜひ私たちにご相談ください。お問い合わせをお待ちしております。
お問い合わせはこちらまで!